マインドセットは中国古典から学べ

小倉匠です。

 

あなたは中国古典と聞いて、どんな風に思うだろうか?

 

「古臭い」、「難しい」、こんな風に思うかもしれない。

実は言うと、中国古典の中には現代社会で成功するためのマインドセットがたくさんある。

 

例えば、私たちは高校の漢文の授業で習った論語

学生の時は気づかなったかもしれないが、実は言うと、論語の中にはたくさんのマインドセットがあった。

 

そんな中国古典の中にあるマインドセットを一部紹介する。

 

論語から学ぶマインドセット

論語と言えば、中国古典の代表である。

論語の中から、役立つマインドセットを何個か紹介する。

 

正しい手段ならお金をたくさん稼いでも良い

子曰はく「富(ふう)と貴とは、是れ人の欲する所なり。其の道を以て之を得ざれば、処(お)らざるなり。貧と賤とは、是れ人の悪(にく)む所なり。其の道を以て之を得ざれば、去らざるなり。君子仁を去りて、悪(いず)くにか名を成さん。君子は終食の間も仁に違ふこと無く、造次にも必ず是(ここ)に於いてし、顚沛(てんぱい)にも必ず是に於いてす。」

 

要約すると、富と地位は正しい手段で得たものでなければ続かないから、正しいことをしろ。

 

また、これを渋沢栄一は「正しい手段でなら、富はどんどん得ても良い」と解釈している。

 

儒教と聞くと、清貧と思うかもしれないが、実は孔子はお金持ちになることを否定していたわけではない。

悪いことをしてお金持ちになることを否定していただけである。

 

目先の利益に走るな

子曰わく、「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る。」

 

訳すと、立派な人は正義を基準に考えるが、徳のない人は利益を基準に考える。

 

これはビジネスで成功するためのマインドセットである。

例えば、アフィリエイトで紹介する商品を稼げるからと言って詐欺商品や読者に不必要な商品を紹介していたら、一時的には稼げるにしろ、長期的には信用を失って稼げない。

だから、目先の利益に走らず、「読者やフォロワーのためになるか」という正義を基準に紹介しなければ成功し続けられない。

 

孫子から学ぶマインドセット

論語に勝るとも劣らない中国古典に孫子がある。

孫子は戦争について書かれた兵法書だが、ビジネスにも十分通用する。

実際、ビル・ゲイツ氏や孫正義氏も孫子を愛読し、ビジネスに活かしている。

 

完璧主義になるな

故に兵は拙速を聞くも、未だ巧の久しきを睹ざるなり。

 

訳すと、拙速(雑ではあるけど素早く)で上手く行ったと聞くけど、遅巧(丁寧だけど遅い)で上手く行ったことは聞いたことがない。

 

これはトライ&エラーの重要性を述べている。

本業でも副業でも、「動きながら考える」という成功法則がある。

この孫子の兵法はそのことを言っている。

 

負けない状況を作ってチャンスを待て

昔の善く戦う者は、先ず勝つ可からざるを為して、以て敵の勝つ可きを待つ。

 

訳すと、攻撃されても負けない状況を作ってから、絶対に勝てる状況を待つ。

 

副業ならライバルが参入しても負けないように、常に勉強をして実践を積んで成長することを忘れてはならない。

成長し続けていればもっと大きなチャンスが来るので、それを掴む。

 

孫子の兵法からビジネスで勝つマインドセットを学ぶなら、守屋淳氏の『最高の戦略教科書 孫子』がおすすめだ。

 

中国古典を学ぼう!

中国古典は成功するためのマインドセットの宝庫である。

今回紹介した中国古典から学べるマインドセットは一部である。

論語孫子からはもっと他のマインドセットも学べるし、他の中国古典からも学べる。

「古臭い」、「難しい」なんて理由で毛嫌いせず、ぜひ読んでみよう。

 

まずは上で紹介した『論語の読み方』か『最高の戦略教科書 孫子』から読むことをおすすめする。

今日から中国古典を読んで、昔から成功者が実践してきたマインドセットを学ぼう。

 

 

【スーパークイックプロモーション】小倉 匠